いつも、ミュージカル『テニスの王子様』を応援頂きましてありがとうございます。
はじめまして、DVD制作スタッフです。
現在、ミュージカル『テニスの王子様』青学vs立海の公演DVDの仕上げを行っています。
パッケージも完成し、内容も確定しましたので、公式サイトにて発表しました。
きっと、「えええ?」と思ってらっしゃる方も
多いと思います。
今回、バックステージ映像が、
千秋楽のみに限定されています。
ファンの皆様が
公演期間中のバックステージ映像を楽しみにしていただいていることも
重々承知しており、出来るだけ入れたいと思い、
編集し、検討しました。
しかし、今回の立海公演は、
3時間半を越える超大作でした。
DVDには収録できる限界の時間があり、
本編以外を収録できるのは数十分が限界だったのです。
DISC2にも全景映像が入るため同様のことが起こり、
特典として入れる映像を厳選さざるを得ない状況となりました。
今回の編集を行っていて、改めて感じたことがあります。
テニミュカンパニー全員の、青学6代目の卒業を心から祝福し、
送り出してあげたいという熱い気持ちが、千秋楽の公演会場に満ち溢れていました。
楽屋での彼らの一瞬、一瞬の表情、
カーテンコールの各キャストたちの挨拶、
舞台袖から青学6代目を見つめるライバル校キャストの様子、
そして、公演中に1人楽屋にいたあるキャスト・・・など、
そこかしこで感じるその熱い気持ちが映った映像を、
全てひとつのパッケージにするべきと考え、
今回の仕様に決定いたしました。
本編のクライマックス、"Good Bye Today"では、
青学6代目全員が目に涙を浮かべていました。
必死に耐えるキャスト、思わず大粒の涙がこぼれるキャスト、
額にこぶしをあてて涙を堪えようとするキャスト、
舞台袖からその様子を見つめるキャスト。
2年間を全力で駆け抜けたからこその、クライマックスを迎えています。
また、それをしっかりと受け止め、
送り出す立海メンバー、六角メンバー。
54公演を共に走り抜けた彼らの気持ちも、
この映像からあふれ出し、千秋楽に実を結んでいます。
カーテンコールの葵役吉田くんの挨拶に
寄り合う六角キャスト。
真田役小笠原くんの挨拶に、思わず涙する
立海キャスト。
この日のどのシーンも、大切だと思いました。
この感動を、キャストたちが体感したのと同様に
本編と、全景映像と、カーテンコールの挨拶と
そして、その日のバックステージとで
皆様にも体感していただきたいと思いました。
ひとつのDVD商品に、どこまでその力がこめられるかわかりませんが、
今回のパッケージが
私たちが必死につむぎ出した答えです。
そして、立海公演中のその他のバックステージ映像については
お蔵入りにすることはせず、今後発売の商品に収録することを前向きに検討いたします。
バックステージ映像を楽しみにしていただいているお客さまには
ご理解いただけますと幸いです。
それでは、「ミュージカル『テニスの王子様』青学vs立海」DVDの発売まで今しばらくお待ちください。
そしてこれからもミュージカル『テニスの王子様』の応援を
よろしくお願いいたします。
ミュージカル『テニスの王子様』DVDスタッフ